『自分仕様にカスタム』
2023年2月、
“キャッシュレス”がテーマの財布部座談会が都内某所で開かれました。
そこでの話題で盛り上がったもののひとつが、「長財布をななめがけで持つ」という使い方でした。
参加者のひとり、高橋さんはヒロコ ハヤシの長財布にハンドメイドでオリジナルのチェーンをつけ、
ショルダー付きにご自身でカスタムしてご使用。
そんな工夫を凝らした使い方について、座談会ではご紹介しきれず、さらに詳しくお話を掘り下げました。
—今日はご自身でカスタムされた「CERTO」の長財布をお持ちいただきありがとうございます。
「5年くらい前に購入したものです。ハト目で穴を明け、ハンドメイドでチェーンをつけ、ななめがけにカスタムしました。
この他にボタン柄の「ERENDHIRA」の長財布にもつけています。実はショルダーをつけようと思ったきっかけが、盗難に遭いそうになったからなんですよ。
現金をATMで下ろした瞬間を見られていたようで、後をつけられたんです。
すぐに気づいて怖くなり、警察署に駆け込み、その時は大丈夫だったのですが・・・。
それからは財布はなるべく身に着けたいと思い、ななめがけにできる財布を探すようになりました。」
—防犯という面が大きかったのですね。
「そんなことがあって、あらゆるブランドの財布をななめがけにして使ってみました。
でも、どれもしっくり来なくて。
ななめがけしていても、いかにも財布!という感じがして、全く安全じゃない。
ジャバラの財布は、ななめがけのまま使うと開きすぎて使いにくいし。
そこで、もともと持っていたHIROKO HAYASHIの長財布にチェーンをつけて
カスタムしたんですよ。
試しにやってみたところ、財布を開きやすいしとてもいい!
なにより、ななめがけスタイルでも財布に見えないみたいです。
だから結局一番安全だということに気が付きました。」
—「財布」だと認識されないのですね。それはすごい発見です!
「ミニバッグか、スマホケースに見えるようで、支払い時に開くと店員さんに「え、それ財布なんですか!?」と驚かれることも多いです。
貴重品を身に着けていられるって、安心ですよね。」
—具体的には、ハト目で穴を開けてそこに金具を通しているんですね。
「そうです。最近発売されたHIROKO HAYASHIのショルダー付き長財布のように、Dカンで付けたかったのですが、パーツが売っておらず。
ハト目で穴を開け、日暮里でイタリア製のチェーンを買い求め、パーツをつなげてつくりました。
HIROKO HAYASHIにもチェーン単品があると思うのですが、長財布だとアイテムが小さい分、短くなってしまう。
大きなサイズの「チェーン付き長財布」にはちょうど良いのですが。」
—研究熱心ですね!使い方にもこだわりはありますか?
「カードは10枚くらいで、フリーポケットに小銭を入れ、本来の小銭入れの箇所には、スマホやカードサイズのエコバッグをたたんで入れています。
すごく身軽にお出かけできますよ。」
—楽しみながら工夫を凝らしているのが伝わってきますね。
「何事も工夫して、自分仕様にカスタムするのが好きなんです。
買った財布の柄に合わせてワンピースを作ったり、集めているリーバイスの501をほどいてリメイクしたり・・・。
集めるのも集めますが、最後まで使い倒すというのが信条。
自分仕様に工夫するためのものを探すのは、なによりも楽しいですよ!」
ライフスタイルに合わせて工夫を凝らす。財布を含め持ち物を見直してみようと改めて思いました。