お通夜・お葬式の服装・喪服のマナー
- Q1 通夜での服装は?
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通夜は急に駆けつけるという考え方から、以前は黒やグレーの地味な平服でもよしとされてきました。
しかし、最近は喪服を着る人が増えており、喪服を着用するのが一般化しております。
喪服が用意できない場合は、弔問しないよりは駆けつけて「こんな格好でもうしわけないですが、お線香上げさせていただけますか?」という方がよいでしょう。
- Q2 親がなくなった場合には葬儀では着物を着たほうが良いのでしょうか?
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故人が親の場合は、30代後半であれば和装でも洋装でも問題ありません。
洋装の場合は、黒い平服ではなく喪服にしましょう。
和装であれば、黒無地染め抜き五つ紋入りの着物を選びましょう。
- Q3 黒い服でもふさわしくないものはあるのでしょうか?
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黒一色のワンピースやスーツでは素材や装飾に気をつければ着ても問題ございません。
ただし、肌の露出は抑えるのがマナー。ノースリーブや襟元が空いたデザイン、膝が見えるミニスカートやタイトスカートは厳禁です。
光沢のあるサテンやニット、肌が透ける素材もNG。装飾では、金ボタンやスパンコールなどもふさわしくありません。。
30代になると葬儀に出る機会もふえるので、きちんとした喪服でオールシーズン着用できるセットアップと、出来れば真夏用を揃えておくのがベストです。
- Q4 ブラックフォーマルの黒には違いがあるの?
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ブラックフォーマルウェアに用いられている素材は、特殊な染め方をして深い黒色に発色させています。
通常のブラックスーツでは、白っぽく見えてしまいます。
- Q5 パンツスーツでもよいのでしょうか?
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葬儀の装いはワンピースかスカートのスーツが主ですが、最近はパンツスーツも増えてきており失礼にはあたりません。
特に小さな子供やお年寄りを連れての参列やお手伝いを頼まれているときなどは、動きやすいパンツスーツがおすすめです。
- Q6 小物類は何を用意すればいいのでしょうか?
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・バック
バッグは布製・表皮 製の小型の黒の物を用います。エナメルなど光沢のある素材は避けましょう。
金具も本当はないものがよいですが、間に合わない場合は、シルバーの物にしましょう。
・シューズ
靴は黒一色でつま先とかかとが隠れるデザインであることが原則です。
布製や革製のマットな質感のものにしましょう。光るエナメル素材やオープントウバックストラップ、ミュール、ブーツなどはふさわしくありません。
・アクセサリー
日本では涙を表すパールのネックレスがふさわしいです。ただし必ず一連のネックレスを用います。
二連のネックレスなど重なるものは「凶事が重なる」ということから日本ではふさわしくありません。
パール以外では、黒曜石や黒べっ甲・黒珊瑚・ジェット・オニキスなどを用います。
・数珠(念珠)
基本的な喪服の装いの一部として、準備しておきたいものです。小ぶりの片手念珠がバランス良く映りますが、各宗派に応じてそろえて下さい。
・ハンカチ
黒か白の無地が基本です。黒い装いのなかでは柄物は目立ちますので、避けてください。
白の無地が刺繍やレースを施したフォーマル用を事前に準備しておきましょう。
- Q7 マニキュアはどうしたらよいでしょう?
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除光液で落とせるのであれば透明やベージュ以外は落としましょう。
スカラプチュアやジェルネイルで落とすのが大変な場合は手袋を着用しましょう。
- Q8 お化粧はどうしたら良いでしょう?
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最近はナチュラルメイクが基本マナーとなっております。
口紅も塗ってはいけないわけではありませんが、赤などは避け、ベージュ等のナチュラルなものを選びましょう。
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