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お世話になっております。
大阪(難波)高島屋TAKEO KIKUCHIの小南 大和です。
4月より新卒入社として大阪(難波)高島屋店に配属され、早5ヶ月が経ちました。私自身色んなお客さまとお話させて頂き、一緒に商品を選ばせて頂いております。
その中で度々お客さまからご相談頂くことがあるのですが…
特にスーツ関連のご質問が多い印象があります。
中でも印象的だったのが、「ネクタイピンって必要なんですか?」というご質問でした。近年では、飾り付けといった印象が多いネクタイピンですが...実は意味があったんです!
今回はそんな意外と知られていない『ネクタイピン』についてご紹介させて頂きます🙇♂️
ネクタイピンとは、主に2種類に分けられ、
ネクタイとシャツを挟んで留めるものを『タイバー』と呼び、刺しピンで留めるものを『ネクタイピン(タイピン)』と呼びます。
最近では総称して『ネクタイピン』と呼ぶことが一般的になっております。
付ける理由としては、ネクタイが揺れないように固定するのが目的です。また、ネクタイの摩耗を抑える効果としても考えられています。
現代では様々なデザインのネクタイピンが登場し、
「ネクタイピン=飾り物」としての認識で付けられることも一般化されてきています。
そんなネクタイピンですが、着用すべき場面があることをご存知でしょうか?理由も含めて解説致します。

まず第一にネクタイピンが必要となるシーンは、
結論から言うと『ネクタイを結んでいる時は常に付けるべき』なんです。
例外もございますが、ネクタイを結ぶなら、必ずネクタイピンを付けるように心がけましょう。
特にビジネスマンは知っていると、商談などでお取引先の方から「お、この人分かってるな」と思われるかもしれませんよ。
ビジネスシーンにおいて、ジャケットを着用しないシャツスタイルの際にネクタイが大きく揺れるのはみっともないので、ネクタイピンを付けるのがマナーとされています。
また、スーツの着こなしマナーの中に、
『座る時にはボタンを開ける』というものがあります。
ボタンを留めたままで座ってしまうと、ジャケットの生地を傷めてしまうことで、見栄えも悪く映り、同席者や周りの方への失礼になることもあります。
そのため、ジャケットの着用の有無に関わらず
タイドアップの際は常にネクタイピンを付けるべきだと言うことです。

先程解説した場面ですが、実は例外の付けなくてもよい場合もあるんです。
それは、ベストやセーターなどシャツとネクタイの上からもう1枚着用している場合です。
この場合であれば、ネクタイが揺れたりすることがないので、ネクタイピンを付ける必要はございません。
※付けてはいけないという訳ではないので、オシャレのた
めに付けるのはOKです!
他にも、下の画像のようにネクタイのデザインを活かした着こなしの場合には、あえてネクタイピンを付けないということもあります。


ビジネスシーンの他にも、結婚式などの式典(社交的な場面)であったり、ドレスコードのある場面ではネクタイピンの着用が推奨されることがあります。
プライベートであっても例えば、格式の高いレストランや劇場での観覧などドレスコードでネクタイを結ぶ機会がございます。その際には是非ネクタイピンの着用を心掛けましょう!
そして対照的にマナーとしてネクタイピンを着用してはいけない場面もあるのをご存知でしょうか?

ネクタイピンを着用してはいけない場合についてですが、
それは『お悔やみごとに弔問する時』です。
特に、葬儀については古来より日本では光り物(真珠を除くアクセサリー類)などの着用はNGです。また、西洋式でも華やかさを演出するアイテムの使用はNGとなります。
そのため葬儀では、どの形式でもあってもネクタイピンやカフスなどは着けないことがマナーとなっています。
いかがでしたでしょうか?
飾り物と認識されがちなネクタイピンですが、付ける理由から解説させて頂きましたが、少しでもネクタイピンの魅力が伝わっていたら幸いです!
20代30代の方でネクタイピンを付けてる方ってかなり少ない印象なので、いち早くネクタイピンデビューして周りと差を付けて見ましょう♪
ご覧頂きありがとうございました。