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▪️070-06105
(タッサーバスケットソリッドネクタイ)
京都府北部に位置する丹後地方の絹織物は歴史が古く、ルーツは約 1300年前の奈良時代に遡るそうです。
丹後では、「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるほど、雨や雪の日が多い湿潤な気候で、糸が切れるため乾燥を嫌う絹織物の生産に適していたので、
一大産地として発展しました。
余談ですが
丹後地方の代表的な織物としての
“丹後ちりめん”は、生地に「シボ」と呼ばれる細かい西四がある美しい光沢を持つ織物で高い技術力を必要とされていたんです。「丹後ちりめん」の優れた織りの技術は現代に受け継がれ、和装だけでなく、
洋装の服地のほか、ネクタイ・スカーフ等の小物やインテリア用品等にも活用されています。
今回のタッサーポプリン生地には、通常のネクタイ生地経糸よりも太い野生の蚕の糸の柞蚕(さくさん)絹糸を使用しているので、より経験と技術が特に必要とされています。
マニアックなお話しなんですが、
織機は、特殊な経糸を織る事ができるオリジナルの綜統(そうとう)仕様になってます。しかもジャガード付きレピア織機と言う織機を使っています。
スピードを持って生地をつくる量産織機と違って手間が掛かるのですが、
丁寧に丁寧にゆっくり生地を織り上げていく事でこの美しい生地が完成するんです。
生地は経糸(タテ)と 経糸(ヨコ)を掛けあわせることで出来上がっているのはご存知ですか?
①緯(たて)糸には特別な太さ(21中)のシルク糸を6本撚って(6片)それを更に贅沢に3本合わせの糸にしています。
そうする事でリッチな立体感ある手触りの良い組織感が生まれます。
その目では見えない贅沢な織りは6片×3本合わせ=18Plyと呼ばれています。
そしてそのタテ糸と合わせるのが、
②経(よこ)糸には野生の蚕(かいこ)が出す希少な糸の柞蚕糸(さくさんし)
このシルクをあわせる事でハリコシがでて手触りが格段に良くなります。
贅沢なタテヨコの糸で織られたシルク生地はタッチが良く、見た目の上品な光沢が生まれます。
そして装着したときに美しいディンプルが生まれVゾーンを照らしてくれます!
まさにここぞ!と言う場面でお使い頂きたい至福のシルクネクタイです。
素晴らしい機屋で作製した
TAKEO KIKUCHの信頼ある
クオリティのネクタイは、
営業、プレゼン、会議、セミナー、面接、会食などの様々な場面で
品格あるVゾーンを彩ることが
出来ると思います。
皆様是非、
手に取って色、柄、手触り、
締め心地を実感頂ければと思います。
デザイナーたけまんでした。