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【新作】スーツオーダーコレクション ■ITALY編

2022-08-16

こんにちは

デザイナーの藤原です。

スーツオーダー連載企画3回目、

舞台は、イタリア。

情緒豊かな文化、風土、気候、歴史、が

生み出したイタリアの世界のご紹介です。

  • 知人に、
    イタリアの生地をこよなく愛する方がいる。

    生地における知識、拘りもあり、

    「一度着たらやみつきになる、そういう良さがある。」と、

    信じてやまない曇りなき瞳で語る姿。

    虜になっている、その生地の名は、

    Ermenegildo Zegna
    エルメネジルド・ゼニア(以後「ゼニア」)

    たどり着いた者にしか味わえない境地が
    そこに広がるのでしょう。

  • Ermenegildo Zegna 美しきゼニアの世界

  • スーツのすゝめ

    イタリアの最高峰、ゼニア。

    「最高の素材は優れたデザインを、最高のデザインは優れた素材を求める」

    ゼニアが最高峰たる理由は、厳正なクオリティーの管理と、その土壌と、審美眼を活かしたモノづくりにあります。

    ニュージーランド、オーストラリアの契約牧場管理を経て、自社工場における、紡績。
    そして皆さん、ご存知の
    ビエラ地区と呼ばれるイタリア屈指のメーカーが集まる場所。
    ここに流れる、
    アルプス山脈からの豊かな軟水を利用した、染色、そして、仕上げ。

    こういう所に秘密があるんですね。

    また、ミルと呼ばれる自社工場で帰結させる「一貫紡」のシステムによって、品質を安定させ、最高級の生地を作り上げてきました。

    イングランドが主流だった世界に
    イタリアの名を響かせ、
    世界トップグループに上り詰めたのは、

    丈夫さという生地の主流が、軽やかさというイタリアメーカーが持つ
    新しいトレンドが認められた瞬間でもあったと感じています。

  • Zegna「Traveller」着用期間、春〜初夏、秋、冬

  • 移動、活動における耐性を持った素材です、
    ハンガーがけすれば翌朝、ほぼ元の状態に回復する機能を持っています。
    ダブルツイストと呼ばれるテクニックと、織り上げる際の、加工に秘訣が積み込まれています。

    (
    写真上)のダークストライプはストライプ部分に意匠糸が入り、
    生地の動きに合わせ、ラメほどではありませんが、
    細やかにキラッと光ります。
    結婚式等に参加されるケースや、パーティー等に相応しい素材ですね。

    オーダーメイドプライスは¥125.000

  • (写真上)のチェックは、今シーズン
    私のオススメゼニアです。
    見た時、その上品な配色に震えました。ややダークグリーンが入ったチェックはもはや芸術ですね。

    一流です。

    オーダーメイドプライスは¥170.000

  • 「ELECTA」着用時期、春、秋〜冬

  • エレクタと呼ばれ、ロングランで愛されているシリーズです。
    特徴はハードに着ても傷みづらい特性があります。
    光沢の強い仕上げが色気を出し、気品を感じながらも、
    シワなど気にしないで着れる生地として、
    個人的にも好きです。
    生地の重さ、仕上げで好みが分かれますが、
    DORMEUIL
    のアマデウスに似た仕上げです。

    オーダーメイドプライスは¥170.000

  • (写真上)非常に深いネイビーと明るいブルーのオルタネートストライプのデザインが生地の上品さを物語っています。

    3
    ピースでインプリーツのクラッシックなスーツに仕立てたら非常にカッコいいスタイルになりますね。

    プレゼンや重要な会議等、信頼や、印象が求められるシーンに相応しい威厳が感じられます。

    オーダーメイドプライス¥170.000

  • Loro Piana 人気イタリアメーカー

  • 一度は聞いたことがあるメーカー、

    Loro Piana
    (以後ロロピアーナ)

    ロロピアーナの良さは
    やはり柔らかい風合いと、
    独特な生地の色気でしょうか。

    使われる霜降りの色、特に青のトップ糸が絶妙です。
    また、生地のデザイン、密度、艶のある仕上げ、全てがとても魅惑的で、人気があります。

    ミルでありながら、プレタポルテ(製品部門)も展開している点がゼニアとも似ていて、同じビジネスモデルを持っています。

    ラグジュアリーという言葉が個人的にしっくりくるかなぁと感じてます。

  • 今シーズンTAKEOのラインナップにも入っている、「Australis」のSuper'150は非常にエレガント。

    (
    写真下)少しクラッシックな柄をチョイス。トラッドっぽい柄をあえてイタリア流で軽やか生地をピックアップし、今流に仕立て流のがオススメです!
    バーズアイのチェックなんかもシャレてます。

    オーダーメイドプライス¥115.000

  • (写真下)同じヘリンボンでも、
    使用する原料の糸がSuper'150クラスになれば当然、柄の表現も細かくなります。
    こうしたデザインも実に軽やかさを求めるイタリアメーカーならでは。

    オーダーメイドプライス¥115.000

  • (写真下)
    ロロピアーナ好きにとって、
    Super'150の無地は定番。
    今シーズンは、無地の黒、ブルートップ、ブラウントップを新たに用意しています。
    無地はより原料の良さが、如実に現れます。ロロピアーナの世界が好きな方は
    1
    着は持っている、
    持っていたいシリーズですね。

    オーダーメイドプライス¥115.000

  • 如何でしたでしょうか?

    ここでは触れませんでしたが、
    イタリア生地の歴史的背景が、より英国文化との関係が絡んで来るとより面白い世界になっています。

    イタリアは生地だけでなく、仕立てや、カラーの組み合わせ方、色々な文化が派生し、華開いています。

    そういった所が、とても面白いですね。

    今回は特徴的なイタリア素材のご紹介でした。この他にもREDAも取り扱っています。

    詳しくはお近くのお店のスタッフにお尋ね下さい。

    次回は快活、機能編です。

    お楽しみに!

デザイナー ふじわら

TAKEO KIKUCHI

TAKEO KIKUCHI 本部

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