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【新作】スーツオーダーコレクション ■ENGLAND編
2022-08-07
こんにちは
デザイナーの藤原です。
オーダーメイドスーツ連載企画
前回のJAPAN編に続きまして、
要望が非常に多かったENGLAND編になります。
(ITALY編は次回になります…)
「MADE IN ENGLAND」
この言葉の響きに、多くの人々が魅了され、
この言葉の世界に、一度はのめり込み、
歴史と文化、そして伝統の重さを知り、
そしてまた還る。
私もそんなMade In Englandに魅了された数多くの中の一人です。
一枚の絵画と対峙している美しさ。
スーツのすゝめ
TAKEO KIKUCHIのお客様の中にもファンが非常に多く、
来年、取り組みが早くも10年目を迎える
DORMEUIL (以下、ドーメル)。
1842年創業の現存する最古のマーチャント(商社)で、
英国のウールの聖地、ハダースフィールドにある工場から最高品質の服地を送り続けています。
ドーメルの紋章に刻まれた、
「最高の品質を最高のおもてなしで」
という言葉通り、世界を代表するメーカーです。
そして今シーズン、
名だたる数々のメゾンに顧客持つ、ドーメル、クリエイティブディレクターのBen氏と私でスペシャルな素材を完成させました。
※オーダーメイドプライスは¥145.000〜
私たちが今回使用した生地は
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」
の名が冠であるアマデウス365。
モーツァルトのような優美で華麗さを表したかのような艶やかな仕上げ。
仕立て映えを計算した緻密な設計と原料選定。
1年365日着用できる事を想定して作られた重量感。
特に濡れたようなヌメリ感のある仕上げは1枚の絵画と対峙しているかのように本当に見事です。
グローバルスタンダード。
まさに世界基準のクオリティーです。
ドーメルの良さとは、
誠実で、質実剛健。
磨けば磨くほど、味わい深く
クラッシックな佇まい。
ファンが多い理由は、
こうした変わらない拘りが魅せる新しさなのかもしれません。
紹介したアマデウス365の他、
ドーメルの生地のバリエーションが多く展開しています。
フォーマル用素材から、パーティーフォーマル対応の素材。
バンカーストライプ、グレンチェック、バーズアイ。
ビジネス対応のクラッシックな素材をご用意しています。
個人的にはバンカーストライプのスリーピースが気になりますかね…
カスタム裏地やボタンもお好みで、作れます。
皆さんの英国流儀は如何でしょうか?
限定店舗展開ですが、
英国スペシャルバンチをご用意致しましたので、少しご紹介。
マニアックな素材が詰まってます。
■JOHN CAVENDISH
英国、1988年創業の若いメーカーです。
ハリやコシを英国の伝統性を良さとして持ちつつ、
イタリア生地のようなきめ細かさをブレンドした
ハイブリッド型スタイルが特徴です。
今回はSuper120‘sにシルクを混ぜた
コレクションをご用意しています。
■MARLING & EVANS
マーリングエヴァンツ。
こちらも好きな方、多いです。
1782年設立。現在ハダースフィールドにて展開。
フランネル素材が有名で、ロールスロイスの車の内装に使用された話は有名。
今回は目付け390g/mの「THUNDER」を使用。
本格的英国スタイルでオススメです。
■SAVILE CLIFFORD
こちらもTAKEOKIKUCHIオーダーメイドで長く展開している英国、ハダースフィールドに本拠地を置く、サヴィルクリフォード。
個人的に非常に好きな生地で、イギリスの伝統的な柄が楽しめます。
※8月15日〜(予定)の限定店舗展開ですのでお近くの店舗にご確認下さい。
普段から英国の一流のスーツを愛用する皆様、
これから着てみたいと思った皆様、
如何でしたでしょうか?
今回はENGLAND編と題し、
様々なスーツをご紹介しました。
個人的に非常に好みが分かれる世界です。誰がどう言おうと、大切なことは
自分が好きな1着だと思える事です。
見つかるといいですね。
次こそITALY編
お楽しみにして下さい。