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「CAMICIANISTA(カミチャニスタ)」とは、
イタリア語の「CAMICIA(カミーチャ=シャツの意)」から生まれた造語です。
「シャツを愛する人、シャツが似合う人」という意味が込められています。
FRAY (フライ)などのイタリア高級シャツにみられるシルエットとディテール、
そして仕立ての技法を取り入れました。
それはスーツをより美しく着るため、シャツに不可欠な要素であるとともに、
フィレンツェで生まれ育ち、仕立て服の文化と伝統と受け継ぐ「CAMICIANISTA」の
テクニカルディレクター、レオナルド・ブジェッリのこだわりです。
「装う」ことの愉しさを知る、イタリアの男たちが愛するシャツなのです。
簡易縫製のシャツは、袖の付け根から袖口まで続く縫い目と身頃脇の縫い目とが、脇下で一直線になっています。これでは袖と身頃が突っ張って一緒に動いてしまい、腕の上げ下げが窮屈になります。CAMICIANISTAは、この縫い目が脇下でずれています。これは袖を後付けしている証。サルトリアーレのジャケットと同じように袖を身頃に後付けすることで、可動域を大きく得ることができるようになっているのです。
真珠の母貝となる本白蝶貝は、ボタン素材の最高級品です。CAMICIANISTAは表裏に上品な白さと艶が共存する、この本白蝶貝のボタンを使っています。シャツそのものを美しく引き立てるのはもちろん、ちらりと覗いたとき装いのクラス感が別格だからです。安価なシャツにはプラスチックボタンが一般的です。高級シャツでもよく使われる高瀬貝は裏側にマーブルが入っていて、本白蝶貝の値段と比べると5分の1ほどといわれます。
ガゼット(補強布)とは、身頃の前身頃と後ろ身頃を縫い合わせている脇の裾部分につけられた、五角形の布片のこと。その昔、縫製技術が未熟な頃は裾の縫い目が裂けることが多く、これを防ぐ補強として付けられていました。技術力が向上した現代では脇裾の糸がほつれるのを心配する必要はありませんが、CAMICIANISTAは伝統に敬意を払い技術を継承する証として、ガゼットを取り付けています。
*レギュラーフィットには、シルエットを保ちつつフィッティングにゆとりを持たせる為、
サイドプリーツを採用しております。
ドレスアップしたスーツ&ジャケットもリラックスしたシャツ一枚のスタイルも、イタリア高級シャツの伝統を受け継ぐCAMICIANISTAが美しく引き立てます。「上質をもっと身近に」。それがCAMICIANISTAです。