タケオキクチのカジュアルリーダー五十嵐 輝幸 とPolygiene Groupのマーケティングマネジャー下野美沙さんにそのテクノロジーの背景やメリットについて、また、これからの商品開発の可能性まで語っていただきました。

左 : タケオキクチのカジュアルリーダー五十嵐 輝幸 
右 : Polygiene Groupのマーケティングマネジャー下野美沙さん

-まずは、ポリジン社の歴史や背景を教えて下さい。
下野 : 2006年にスウェーデンの南部で創業。
当時中国でSARS（重症急性呼吸器症候群）が流行した際に細菌やウイルスの増殖を防止することに焦点をあてたテクノロジーとしてスタートしました。その後、そのテクノロジーが『ニオイ』問題の解決策としてライフスタイル全般へと広がり、繊維に対して加工する薬剤を開発し、現在に至っています。

-今年からポリジン社のタグラインが変わりましたよね？その背景も教えていただけますか。
下野 : はい。今回、『STAY FRESH』から『MINDFUL LIVING』へ少しスケールが大きいタグラインに変更されました。その理由としてはポリジンの母国であるスウェーデンのスカンジナビア精神が軸にあります。人や環境に対する意識や生きる上での変化を起こす選択肢の一つとしてポリジンを認知していただくために変更しました。人の事も環境の事も思いやるというメッセージです。

五十嵐 : すばらしいですね。
機能的な価値の背景にある精神性が伝わってきます。

-次に、改めて、”汗をニオイにしない”ポリジン加工の機能・メリットについて教えて下さい。
下野 :抗菌加工については各社取り組みをされていますが、他者との差別化要素としては①持続性　②グローバル基準での安全性、この2つです。
機能として、ニオイの原因となるバクテリアの増殖を抑制し、使用期間、商品のフレッシュネスを保つことができます。つまり、洗濯の回数や買い替えの頻度を減らすことができるという、皆様にも、環境にとっても耳寄りな話です。一番身をもって感じるところで言うと、出張や旅行などの際に荷物を減らす事ができるのはいいです。以前、登山家の方で同じポリジン加工された商品を1か月着用して臭くならなかったという声もいただいたことがあります。個人差はありますが笑


五十嵐 : 出張時に荷物を減らせるのはいいですよね。
　　　　日本は湿度も高いので、フィットしますね。

-お客様の反応としてはどうですか。
五十嵐 :　実際にタケオキクチでポリジン加工を取り入れ出したのは10年位前ですが、特に新型コロナウイルスのパンデミック前後から、我々のお客様の中でも幅広い層に自然な形でより快適な機能として体感してもらってます。中でもポロシャツについては毎年ご好評いただいている定番商品です。自分自身も着用して感じるのですがお客様から、「本人はもちろん、家族や周囲の人が効果を実感しています」という声を頂けてます。ニオイというのは周囲も敏感ですからね。　
そういう経緯もあり、今年はアイテムを　例年より広げて多くの商品にポリジン加工を使用しています。

-今後の新たな取り組みとして考えられることはありますか。
下野 : この機能はより肌に近い部分で効果を発揮するので、ベースレイヤーとしての下着はタケオキクチで可能性があると思います。

五十嵐 :　そうですね。下野さん言うようにインナーやソックスはお客様も取り入れやすい印象ありますね。あとは、既に一部トライしてますが、ジャケットやパンツ等の夏のビジネスシーンで活躍するアイテムも効果を発揮しそうですね。特にこのポリジン加工は素材の風合いを邪魔するという事がないというのが嬉しいですね。

-これからの季節に重宝すること間違いなし！汗をニオイにしない"ポリジン"。
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