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なぜ国内外のブランドのオーダーが尾州(BISHU)に集まるのか

2022-09-28

  • TAKEO KIKUCHIの尾関です。

    秋の新作の生産が佳境に入っている、との情報を聞き、木曽川の豊かな水と肥沃な濃尾平野の恩恵を受けながら、長い歴史と分業によって培われた素晴らしい技術をこの目で確かめに、マーチャンダイザー、デザイナーに同行、世界に誇るウールの産地「尾州(愛知県尾張西部から岐阜県西濃地域)」へと向かいました。

  • 技術(本気の物作り感)

  • 「尾州(BISHU)」ならではの、簡単に真似できない繊細な仕事は、この地域ならではの分業と日本の物作り現場ならではの管理が、世界を代表する品質の裏付けになっている。

  • 特徴的なノコギリ屋根。
    北側に窓が並ぶ、高温になる工場内の温度対策と色を見やすくするため。

  • 巨大な実験室に入り込んだ様な感覚をおぼえる工場では、最低でも7工程、最大50工程を経て、素材が求められる生地の状態に加工されていく。

    特に、ウール生地は、洗う、整える、染める、整える、起毛し、剪毛し、プレスし、仕上げる。専用の機械と人の手によって、生地として出荷出来る状態に仕上げられていく様は圧巻。

  • 2000本以上の編み針が、見えない速さで一つ一つのループを形成し、丸編みのジャージ生地となって落ちていく、ゲージ、糸の太さ、柄(ジャガード)などによって、豊かな表情となって生まれ変わる変化の過程にクギ付け。

  • 人が支える伝統と進化

  • やはり、人の温かさとスキルの高さが「尾州(BISHU)」の仕事の特徴。

    オートメーション化が進む繊維工場でも、やはり経験に裏付けされた人の力が物作りを支えている事が良くわかる。機械のセッティング、メンテナンス、素材の検査など幅広い工程でプロの仕事に驚かされる。糸(天然繊維)はもちろん切れることもしばしば、その度に人の手で補修され、また機械へと吸い込まれていく。

  • TAKEO KIKUCHIが厳選した素材とは

  • 一般的に、ウールと言えば、軽さ、やわらかさ、なめらかさ、丈夫さ、難燃性、防シワ性、防臭、伸縮などなど、メリットを挙げれば、きりがないくらいな優秀素材。そんな素材特徴を活かしながらTAKEO KIKUCHIが今回選んだジャージ素材の特徴を、マーチャンダイザーとデザイナーにインタビュー。

  • 布帛の様な組織感が特徴なTW(ウール×ポリエステル)のラッセルツイルジャージ。染色時に水を使用しない特殊なポリエステル糸と特殊撚糸加工を施したウール糸を使用した先染めの杢糸で深みのある色合いを表現。

  • カジュアルな印象のワッフル組織をポリエステルとウールの先染めの交織糸で編み上げたオリジナルのキャラメルワッフル。こちらも杢糸を使用する事で、カジュアルシーンだけではなく、オンのシーンでも活用出来る大人な印象の仕上がりに。ウールならではの風合いと柔らかさ上品さに加え、ポリエステルの持つ丈夫さ形態安定性を兼ね備え、ウォッシャブルなのもポイント。

  • キャラメルワッフル 商品詳細はこちらから(画像タップ)

  • TAKEO KIKUCHIの今秋オススメのこだわり素材のアイテムを、ぜひ御体験下さい。
    尾州(BISHU)ブログのVOL2は、9月後半を予定しています。お楽しみに。

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