Makeup lesson_87
軽さと華やかさがカギ!大人コーデに似合う抜け感メイク
2024.03.22
今年の春はファッションとメイクで軽さとヌケ感を! 春の新色メイクを使った上品メイクを紹介してくれたのは看護師の山岡葵さん。「普段からシンプルでエレガントなファッションが多く、こちらのセットアップはワードローブに入れたい、まさに旬なアイテム」。
春メイクのポイントは? 「職業柄ということもありますが、肌を活かしたナチュラルメイクを心掛けています。春メイクは肌なじみがよいカラーと血色感のある質感がカギになりそうですね」(葵さん)。
アイスブルーに似合う春の軽やかメイクを早速、教えてもらいました。
お話を聞いたのは・・・
山岡葵さん/フリーモデル
美容皮膚科看護師。学生時代からの美容好きが高じて看護師専門学校卒業後、美容ナースとしてクリニックに勤務。美容医療の知識を深めながら自身でも試す“美容医療フリーク”。最近は韓国美容にもハマっていて、現地で人気のメニューを体当たり取材している。
Instagram:https://www.instagram.com/aoioa/
Q:普段はどのようなファッションが多いですか?
「背を高く見せたいのでパンツコーデが多いですね。シンプルかつきれいめなエレガントな着こなしが好きです。色は明るいパステルカラーが好きなのですが、レッド・パープルなどのビビットカラーを着ると褒められることが多いです」(葵さん)。
Q:ファッションに合わせたメイクを教えてください。
「健康的で華やかに見えるメイクを心掛けているため、リップメイクは欠かせません。オレンジブラウンやコーラル、ボルドーなどの血色感カラーがお気に入りです。仕事中はマスクをしているので、アイメイクは過度なメイクはせず、ブラウンを中心にしたナチュラル系が多いですね」(葵さん)。
春は光を味方にした抜け感メイクが断然人気
今回、葵さんが選んだファッションはインディヴィのセットアップ。「アイスブルーは大好きな色なんです。春の軽さやかさを演出するおすすめのカラーです。トップスをインしてきちんと感のあるシーンでも大活躍しそうですね」と葵さん。
アイメイクは「INOUI(インウイ)」の春新色とケイトの限定マスカラでナチュラルメイクを。「ファッションに合わせて、肌の透け感とメイクの抜け感を意識して色を抑えたアイメイクに。リップ&チークは血色感とツヤを出しています。ワンストロークで上品な口元を演出するM・A・Cの新リップは、ふわっと柔らかな唇に。シーンを選ばず使える1本です」(葵さん)。
まずはアイメイクから。INOUIのアイシャドウパレット04をチョイス。「ブラウンとモーヴのグラデが絶妙なアイシャドウパレットで上品で華やかな目元を。左上の淡いベージュを上まぶた全体に塗ります。くすみを消して光を集めます」(葵さん)。
右上のモーヴピンクを二重幅に重ね塗り。「まさに春にピッタリのニュアンスカラーですね。下まぶたの目頭から黒目の外側にもライン状に入れるとヌケ感が出ます」(葵さん)。
下段中央のブラウンを締め色に。「まつ毛の生え際を埋めるようにライン状に重ねます。先端が平らなブラシで重ねてなじませると、アイライナー代わりに」(葵さん)。
最後は下段左のパールが入ったピンクをアクセントに。「パールは昨年から続いて人気ですね。目頭から黒目の真ん中あたりに指でポンポンとのせて華やかな印象に」(葵さん)。
眉メイクはINOUIの既存2アイテムを。「まずはアイブロウペンシル(02)で眉の薄いところを“ちょい足し”して埋めてから、アイブロウパレット(02)で全体を整えます。真ん中のブラウンを眉全体にふわっとのせた後、下段の一番濃いブラウンで立体感を出しました。ペンシルとパウダーと同じカラーで統一すると、悪目立ちすることなく自然な仕上がりに」(葵さん)。
ケイトの東京夜喫茶の極マットコレクションから限定マスカラ(ダークグレー系・EX-1)をチョイス。「上品で目元がすっきりと仕上がるマットマスカラ! まつ毛に自然になじみ、透け感のある軽やかな仕上がりに。これは欲しい!」(葵さん)。
ファンデ後の肌の透明感は、どう作る?
肌とアイメイクのバランスを取りながら、血色感のある肌を作るコツは?「メイクに色が無いと一気にお疲れモードになってしまうので、リップはM・A・Cのマキシマル シルキー マット リップスティックを、チークはフジコの水彩チークを使って血色感を出しました」(葵さん)。
M・A・Cのリップはナチュラル系のマルイット トゥ ザ マックスをチョイス。「指につけてから唇にポンポンと塗ります。唇の色になじみ、柔らかな唇に仕上がりました。マットなのにベタつかず塗りやすい。マットリップはここまで進化しているんですね」(葵さん)。
左から
頬はフジコの水彩チークのマイスイートピンク(01)を。「頬の高いところを中心にポンポン塗りました。ファンデの上からでもヨレずにじゅわっと仕上がる簡単チーク。このみずみずしさは水彩チークならではの成せるワザ。自然な仕上がりに驚きました」(葵さん)。
- photo/Takamasa Kudo
text/Mayumi Hasegawa