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前回のブログでは『色の持つ効果』 について解説致しました。
今回は、これ一本で印象を大きく左右する『ビジネスにおけるネクタイの色』についてです。
職種やポジションによって求められる姿・印象は大きく変わるかと思います。
そこでネクタイによる色の効果を解説し、さらにタケオキクチ2024AWのオススメの新作ネクタイをご紹介致します!
是非、今後のネクタイ選びのご参考になさってください。
それでは参りましょう!
もくじ
《1》ビジネスにおける王道カラー
・青(ネイビー)
・赤(ボルドー、ワインレッド)
・灰色(ミドルグレー)
《2》その他のオススメカラー
・緑(ブルージュグリーン)
・ライトブルー
・ピンク
・ブラウン
まずはビジネスの王道であり絶対外さない定番の3色をご紹介!
それぞれの色が持つ効果とコーディネートのポイントを解説致します。
ビジネスにおいて日本では最もポピュラーなカラーで、青の中でもネイビーは『真面目』『誠実』『クール』といった印象を相手に与えます。
特に、シャツを明るい寒色系で合わせるとより好印象に!
『白・ライトブルー』のシャツなら『爽やかさ』を、
『ライトグレー』なら『気品』『謙虚さ』などを、
『ラベンダー』なら『上品さ』『エレガントさ』を演出してくれます。
ただし、『融通が利かない』『冷徹』などの取っ付きにくい印象を与えてしまうこともある色なので、初対面の人、特に目下の人に会う際に親しみを感じて欲しい場合には注意が必要です。
また、柄等で他の色が使われていないタイプのダークネイビーのネクタイは、ダークネイビーやブラックのスーツと合わせてしまうと、オレンジの照明の下では青みが弱まり、喪服のように見えてしまうので要注意。
そういったネクタイを使う時のスーツは青みがしっかりとしたスーツや、ライトグレー~ミドルグレー、職場で許されるならブラウンのスーツなどがオススメです。
さて、そんなビジネスシーンでは欠かせないネイビーのネクタイ。
今季オススメがこちら!
※画像のクリック・タップで別ウィンドウで開きます。
ここぞと言う勝負所で欲しい色。
ボルドーはやや茶色がかった赤、ワインレッドはやや紫がかった赤といった違いがあり、細かいところで相手に与える印象が変わります。
まず、共通しているのが『情熱的』『エネルギッシュ』『やる気を感じさせる』といった効果があります。
そして、ボルドーは茶色の要素を含むことから『落ち着き』『重厚感』『堅実』といった印象を与え、
ワインレッドは紫の要素を含むことから『上品』『大人の魅力』『色気』といった印象を与える効果があります。
その他にも、赤には『衝動的にさせる』といった心理的効果もあるので、商談・プレゼン・演説・販売を与えるなどといった、ここぞと言う時に最大の効果を発揮します。
また、赤は短期記憶(数ヶ月の記憶)に残りやすいといった効果もあるので、挨拶回りや面接・選挙への出馬など、顔を売りたい時にも効果的です。
コーディネートの際には赤自体がパワーを持っている色なので、他の色味と合わせると喧嘩してしまう場合があるので、余計な小細工はしない方が無難です。
オススメとしては青みの強いネイビーのスーツに白シャツを合わせるコーディネートで、『スーツのトリコロール』と呼ばれる王道スタイルです。
また、赤の印象を強めたい場合は他の色を強調させるブラックスーツと合わせるで赤の持つパワーを最大限発揮出来ます。
逆に赤の強い印象を和らげたい場合はグレー系のシャツやスーツと合わせると、印象が少しマイルドになり、上品さが際立つのでオススメです。
そんなパワーを持ったボルドー・ワインレッドのネクタイの今季オススメがこちら!
自己主張を抑え上品さを醸し出す色。
単体では強い印象は持たないとされていますが、『上品』『落ち着いた』『温厚』『調和』などの印象を与える効果があり、ビジネスシーンに向いているとされます。
また『上品物事を受け入れやすくなる』などの心理的効果もあるので、こちらからの商談や謝罪、相手に伝えにくいことを伝える時に着用していると効果的です。
しかし、『無機質』『曖昧』などの印象を与えてしまう場合もあるので、モノトーンで統一するのは避けた方が無難です。
特にチャコールグレーのネクタイを着用する際には黒のスーツは避けましょう。何かを謝罪する時であればいいのですが、喪服っぽい印象を与えてしまうため、普段使いには向いていません。
もし、黒のスーツに合わせるのであればシャツで色味を加えるのが効果的です。特にグレーは他の色を調和させてくれるので様々な色でのコーディネートが楽しめます。
爽やかさを求めるなら『ライトブルー』、優しい印象を求めるなら『ピンク』、上品さ・エレガントさを求めるなら『ラベンダー』がオススメです。
また、ビジネスで使いやすい色味はグレーの中でも限られます。
というのも、ネクタイはシルクで作られているものがほとんどで、ご存知の通りシルクには光沢があります。そのため、ライトグレーのネクタイはほとんどが『シルバー』となってしまい、ビジネスではなくブライダル用に見えてしまいます。
実は、上の画像に写っているネクタイもほとんどがシルバーで、お仕事用としてはオススメ出来ません。
残念ながら今季のタケオキクチでは全店展開のミドルグレー~チャコールグレーのネクタイがあまりありませんので、一部店舗限定のものは下のリンクからオンラインで一覧をご覧いただけますので、そちらへお進み下さいませ。
そんな貴重なグレーのオススメのネクタイがこちら!
続いては、王道カラーだけでなくビジネスにオススメの他のカラーをご紹介いたします。
王道カラーに飽きた方、イメチェンをしたい方は是非ご参考にしてください♪
それでは参りましょう!
癒しと落ち着きの色である緑もビジネスで重宝する色です。
緑には『落ち着きがある』『優しい』『瑞々しい』という印象を与える効果があり、さらに『緊張を和らげる』『ストレスを緩和させる』といった心理的効果があります。
そのため、初対面の人に会う時や緊張を和らげたいシーン、落ち着いて会話を進めたい時に有効で、また、相手にヒートアップしてほしくない謝罪やクレーム対応にも効果的です。
また、コーディネートについても、万能カラーである緑はブラック・ネイビー・グレー・ブラウンなど、多くのスーツと相性がいいのでスーツ初心者の方にもオススメです♪
しかし、そんな便利な緑も日本のショップではあまり見かけません。
諸説ありますが、日本では西洋と比べると中学・高校で制服がある学校が多く、スタンダードな緑のネクタイとネイビーやブラックのスーツの組合せを見ると制服を連想し、学生っぽく見えるために倦厭されるため、あまり作られなくなったと云われています。
そこでタケオキクチでは日本人でも使いやすく、学生っぽさの出ない『ブルージュグリーン(青緑)』 のネクタイを展開しています。
ネイビーのネクタイと同様の使い勝手の良さもありながら、いつもと違ったコーディネートをお楽しみいただけだけます。
そんなブルージュグリーンのネクタイのオススメがこちら!
《刺子ストライプ》
刺子柄と6色メランジによる王道のストライプネクタイ。
刺子は元々は機能性を求めてあしらわれた装飾でしたが、長い歴史の中で、ひと針ひと針祈りを込めながら厄除けや商売繁盛・健康を願う装飾へと変わっていきました。
シンプルな柄かつ、縁起の良いネクタイなので贈り物にもピッタリですね。
《源氏香紋》
『組香』というお香とそれぞれのお香に対応した木の組み方を当てて楽しむ日本古来の伝統的な遊び。その中で源氏物語を主題としたものを『源氏香』と呼び、その組み方を図面にしたのが『源氏香紋』です。
その源氏香紋を特殊加工したタッサーシルクで仕上げた逸品で、日本の伝統・技術力を融合させた高級感あふれるネクタイです。
明るく清涼感のあるライトブルーは相手に好感を持ってもらうのに適したカラーと言えます。
ライトブルーには『清潔』『爽やか』『生き生きとした』といった印象を与える効果があり、『集中力を高める』『心を落ち着かせる』といった心理的効果もあるのでビジネスにもピッタリです。
また、ライトブルーはベイビーカラーと呼ばれピンクとならんで若々しく見せてくれる効果も期待出来ます。
コーディネートにおいては、シャツは白が鉄板で、他の明るいトーンのものと組み合わせると色がぼやけるので要注意です。
スーツはライトブルーの持つ爽やかさを保つならネイビー系がオススメで、特に大人の着こなしとして取り入れるならミドルグレー~ライトグレー系と合わせることで爽やかはそのままに上品さを演出出来ます。
しかし、そんなライトブルーにも弱点があります。
先述の通り、ライトブルーはベイビーカラーの1つであり、若々しく見せてくれる反面『未熟』な印象を与えてしまう場合もあり、若者が着けると爽やかになる反面、幼く見えてしまう可能性もあります。
また、大人の方の中には『若者の色』といったイメージをお持ちの方もいらっしゃいます。
そんな方にも、今季のタケオキクチのライトブルーは『ミスティブルー』というイチオシカラーで仕上げました。
これは直訳すると『霧がかったような青』となり、青よりは淡くライトブルーよりは深い絶妙な色合いとなっています。
通常のライトブルーよりも主張が控えめでどこか上品さの漂うカラーです。
様々な色のスーツと相性が良く、グリーンにも負けない万能カラーです。
そんなミスティブルーのオススメネクタイがこちら!
《シャドー矢羽根 525ペンタゴン》
525とはタケオキクチにとって重要な数字で、『40ct & 525』やいくつかの商品名や生地名に使われています。
これはブランドのクリエイティブディレクターであるタケ先生の誕生日に因んでおり、その数値を図形で表現しました。
得意の矢羽根柄とのコントラストが魅力のネクタイです。
《番千鳥グレンプレイド ストライプ》
ミスティーブルー、ブルージュグリーン、ネイビー、グレーの4色を緻密に織り上げられた番千鳥のネクタイ。
その繊細な番千鳥で大判の格子・グレンプレイドを表現し、白い縁のネイビーのサテンのラインがストライプを表現。
角度により浮かび上がる色の変化がVゾーンを彩ります。
優しい色合いの代表とされるピンク。
フェミニンな印象を持たれる方もいらっしゃいますが、ピンクもビジネスに役立つカラーの1つです。
ピンクには『優しい』『幸福・幸せ』『柔和・やわらか』などの印象を与える効果を持ちます。
身体が大きい、強面といった人は相手に圧をかけてしまうといったお悩みをお持ちの方も多いですが、ピンクを取り入れるだけで相手への圧を和らげてくれる効果が期待出来ます。
また、『気持ちを晴れやかにさせる』などの効果もあるので、弁護士やコンサルティング、窓口保険など、相談を受ける職業の方にもオススメです。
しかし、その反面『決断力を低下させる』などの心理的効果もあるので、ここぞという商談や会議などでは着用しない方がいあでしょう。
また、先述の通りピンクはベイビーカラーの1つであり、若々しく見える効果があるのでオトナの方にこそオススメしたいカラーです。
しかし、童顔な方やお若い人が着けると『子供っぽい』印象を与えてしまうこともあるので要注意。
フレッシュに見えるコーディネートとしてはネイビーのスーツですが、オトナの落ち着きも演出したい方、童顔やお若い方で幼く見られたくない方にはミドルグレー~ライトグレーのスーツがオススメです。
グレーがピンクの持つ甘い印象を緩和し、若々しくも上品な印象になります。
反面、ブラックのスーツに合わせるのはあまりオススメしません。ブラックには他の色を強調する効果があるため、ピンクの甘い印象が強まり、色味によっては『イヤらしい』印象になってしまいます。
もし黒のスーツと合わせるならネクタイを『桜色』くらい淡いものにするか、グレーのシャツでピンクの印象を和らげるのがオススメです。
そんなピンクのネクタイのオススメがこちら!
《檜垣紋ゲームチェンジタイ》
檜垣紋をピンクのグラデーションで仕上げたネクタイ。
大きめの柄でありながら、優しいピンクのグラデーションは華やかながらもどこか落ち着いた印象を与えてくれます。
また、小剣にはビリヤードのスヌーカー、丸眼鏡、パイプとタケ先生の似顔絵モチーフをあしらい、タケオキクチらしい遊び心を表現しています。
《千鳥シャドーストライプ》
色味と異なる3種類の織りをストライプに切り替えたネクタイ。
全体的に深みのあるピンクのグラデーションがピンクの持つ子供っぽさを払拭し、大人の色気を感じさせる奥行きのある表情が特徴的。
深みのある色ベースでありながらもブルーグラデーションのピンドットが爽やかさも演出してくれます。
《マルチ組織ストライプ》
王道なマルチストライプを組織の切り替えとネイビーとボルドーのライン引き締めたネクタイ。
爽やかなメランジのグラデーションとスモーキーピンクのサテンのコントラストが胸元を華やかに。
小剣はタケ先生の趣味、ドライブ・カードゲーム・ファッション・お酒をモチーフにしたジャガードが遊び好きをくすぐります。
《TANGOストライプ》
グレーでオススメしたネクタイの色違いの定番ネクタイ。
光を当てても色飛びをしにくい上品な光沢だからこそ、色味が際立つ逸品です。
深みのあるサーモンピンクはピンクの持つ優しさ、柔らかさとともに暖かみを感じさせてくれます。
また、深みはあれど確かな光沢がVゾーンを華やかに彩ります。
最後にご紹介するのがブラウンです。
ブラウンは『落ち着き』『温和・穏やか』『堅実』『重厚感』を感じさせる効果があり、大人の魅力を引き立ててくれます。
また、『緊張を緩和させる』『信頼感を与える』などの心理的効果があるため、緑同様、相談を受ける職業の方にはオススメです。
そうでなくても後輩・部下がいる立場なら、頼れる先輩・上司として持っておきたい色ですね。
コーディネートにおいてもブラウンは優秀です。ブラウンはブラックと並ぶ土台となるベースカラーと言われ、様々な色との相性が良くコーディネートの幅がとても広いです。
シャツについても大抵の色と相性が良いので、シャツの色はスーツとの相性が良いものであれば何でもOK!
今季のオススメとしては英国スタイルを思わせるブラックスーツがオススメですが、
イタリアの伝統的かつ王道のコーディネートならネイビーのスーツと、
落ち着いた印象を作りたいならチャコール~ミドルグレーのスーツと、
落ち着いた中にも爽やかさを取り入れたいならライトグレーとの組合せがオススメです。
ただし、チャコールグレーのスーツと合わせる際に、ネクタイがダークブラウンのものにしてしまうと『地味』な印象を与えてしまうので要注意。そういった時はライトブルーやピンク系の明るく色味のあるシャツと合わせるのがオススメです。
また、今季のタケオキクチのイチオシカラーはミスティブルーですが、それに次ぐオススメカラーがブラウンです。
今季のブラウンは例年に比べても強いこだわりを感じるラインナップです。
そんなブラウンのオススメのネクタイがこちらです!
《シャドー矢羽根 525ペンタゴン》
織り表現による矢羽根と525ペンタゴンの組み合わせのストライプネクタイ。
深みのあるブラウンの立体的な織り柄とブラックのサテンのストライプのシックなベース生地と柔らかな光沢のゴールドの525ペンタゴンとのコントラストがエレガント。
ぜひブラックスーツに合わせていただきたいネクタイです。
《シャドー菱紋》
菱が強い繁殖力を持つことから、子孫反映・無病息災を意味する柄を織りで表現したネクタイ。
異なる2種類の織り組織で仕上げられた生地は菱形が浮かび上がる立体的感が魅力。
アクセントカラーには6色の異なる色のシルクを一本の糸に仕上げたブラウンゴールドのエキストラシルクを採用し、上品なアクセントが落ち着きを感じさせながらもVゾーンを彩ります。
《網干紋》
漁に使う網を三角錐状に干した様子を紋様にした『網干紋(あぼしもん)』
『幸(魚)を手繰り寄せる』様子から開運招福や福徳円満の意味合いを持ちます。
その網干紋を幾何学模様としてアレンジした個性的な柄でありながら、ブラウン~ブラックのシックなグラデーションと白のラインのコントラストがワンランク上のコーディネートに仕上げてくれます。
《マットサテンストライプ》
光沢を抑えたサテン生地の切り替えによる幅のあるストライプネクタイ。
マットな生地は光を当てても色飛びして見えず、幅のあるストライプも相まってオトナの余裕を感じさせます。
配色も今季のタケオキクチのキーカラーであるブラウン×ブラックの組み合わせで、胸元をシックに引き締めてくれます。
最後までご覧いただきありがとうございます!
いかがでしたでしょうか?
今後のご自身のネクタイ選びやプレゼント選びのご参考にしていただければと思います。
今回は用途に合わせ、自分をどのように見せたいか、という視点でのオススメのネクタイをご紹介させていただきましたが、次回はパーソナルカラー別にオススメのネクタイをご紹介したいと思います。
それではまた次回!