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チーフデザイナー藤原とプレス中村の24AW新作スーツ徹底解説!【後編】

2024-08-16

チーフデザイナー藤原とプレス中村の24AW新作スーツ徹底解説!【後編】

  • TAKEO KIKUCHIのチーフデザイナー藤原が毎度お届けしている名物ブログ「スーツのすゝめ」。
    今回は「スーツのすゝめSP(スペシャル)」と題し、【前編】【後編】に分けて、プレスの中村と共に2024年秋冬の新作スーツの紹介やこだわりを徹底解説!
    【後編】では、ドーメル生地、THE FLAGSHIPのスーツの魅力、さらにはデザインの背景や込められた思いに至るまで、普段は聞けないスペシャルな内容でお届けします!

  • ドーメル生地、THE FLAGSHIPのスーツの魅力

  • 中村:という事で後編です。
    後編ではドーメル生地とTHE FLAGSHIPのスーツについて教えてお話を聞けるとの事なんですが、こちらも楽しみですね!

    藤原:伝えたい事がありすぎて1日じゃ終わらないね(笑)

    中村:すでに時間が結構押しちゃっていますが、、、もう今日は時間を気にせず、ドーメル生地とTHE FLAGSHIPのスーツの解説、最後までお願いします!

    藤原:そうだね!じゃあ早速ドーメル生地のスーツから紹介するね。

  • ドーメル社1939年のバンチからインスパイアされたオリジナル柄

  • 左:ドーメル グレンストライプスーツ

  • 右:ドーメル オルタネイトストライプスーツ

  • 藤原:まずはドーメル生地のスーツからなんだけど、今季は、タケ先生(菊池武夫氏)の生まれ年1939年のドーメル社のバンチ(生地見本帳)にあった当時の柄の中から組み立てていったTAKEO KIKUCHIのオリジナルだよ。

  • 実はパリのドーメル社オフィスまで行って 1939年のバンチを見せてもらって、そこから考えた柄なんだ。
    そして、それらの柄を世界的にも有名なドーメル社を代表する名作生地「アマデウス365」にのせたスペシャルなスーツになっているよ。

  • 中村:いや~。藤原さん、すごい事考えつきましたね(笑)

    藤原:僕も1939年のバンチを生で見たときは震えたよ。
    それが残っているのもすごい事だよね。

    中村:ドーメルの方も良くそんなお願い、聞いてくれましたよね。

    藤原:本当にありがたいよね。
    今までの長いお付き合いの中で、今回ブランド40周年というのもあって難しいお願いにも快く受けてくださって。

    中村:そんな素敵なストーリーもあるんですね。
    柄もグレンチェックをストライプに置き換えたオリジナルデザインだったり、絶妙なオルタネイトストライプが雰囲気抜群で、他にはない品の良さが感じられます。

  • 藤原:さらに生地はドーメル社の名作「アマデウス365」で、上品な光沢感とハリコシに加え、その名の通り365日オールシーズンで着用できる丈夫さも兼ね備えているから、リアルクロージングとして着用できる点も特筆すべきポイントなんだよね。

  • 藤原:ちなみに「アマデウス」はあのモーツァルトの本名ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトから取っていて、モーツァルトの優雅さがイメージされているんだよ。だから生地の耳(生地の端部分)には音符マークがついているんだ。

  • 中村:そうなんですね!モーツァルトだとは知りませんでした。
    しかも生地の耳に音符マークがついているなんてとても洒落ていますね。
    でも、高級服地って生地の強度や特性から着用場面が限定される事も多いですが、こういったリアルに着れるのは嬉しいですよね。
    しかもデザインに背景やストーリーがあるのは、グッときちゃいます。

    藤原:僕も我ながらグッと来てる(笑)

    中村:ただ洋服やスーツを着るだけでなくて、それらに内包された背景や物語も一緒に「纏う」という事が感じられる血の通ったプロダクトですね。

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  • THIS IS THE JAPAN BRANDを体現したスーツ

  • 左:THE FLAGSHIP ネップグレンチェックスーツ

  • 右:THE FLAGSHIP グランドフランネルスーツ

  • 藤原:さて、やっと最後の紹介だね。
    最後は日本の“モノづくり”にこだわった THE FLAGSHIPのスーツを紹介するよ。

    中村:お願いします!

  • 藤原: 2024年春夏から登場したTHE FLAGSHIP初の秋冬コレクションから2着。
    どちらも尾州(日本最大の毛織物産地で、世界三大生地産地と称されている)の生地メーカーさんに頼んで、ものすごい生地を作ってもらったよ。
    縫製も日本で最高峰の技術を持つ工場で行っていて、日本の素材を使って日本で作った、まさに”THIS IS THE JAPAN BRAND”というTAKEO KIKUCHIのコンセプトを頑なに貫いたスーツなんだ。

  • 中村:いやー、本当に。
    ものすごく雰囲気がありますねこのスーツ。生地も是非触ってみて欲しい。すごいですよ。
    パターンも端正な面構えで男前ですね。

    藤原:この2着はTHE FLAGSHIPのみ使用される新しいパターンで、今季からスカルプチュア(TAKEO KIKUCHIオーダーシステム)でもオーダー可能だよ。
    とても品の良いパターンだよね。

  • 中村:そして、このグレンチェックスーツのネップ(糸の繊維が絡んでできる不規則な節)が只者ではない雰囲気を醸し出していますね。

    藤原:只者ではないね(笑)
    このフランネルのダブルのスーツもシンプルながら迫力あるラペル(衿)と着た時のエレガントな表情がたまらないよね。

  • 中村:またこの合わせも素敵ですね。
    共地のネクタイとタートルを合わせて、、大人ですね。

    藤原:やっぱり“THIS IS THE JAPAN BRAND”っていうコンセプトをこのTHE FLAGSHIPでは特に大切にしていて、日本の精神性というか、静かな強さというか、そういったものを製品でもコーディネートでも表現してみたんだよね。

  • 中村:その強さというのがとても感じられます。
    これは近くで是非物を見て欲しいですね。本当に伝わってくる。

    藤原:さらに実際に袖に手を通してもらえると、とても嬉しいよね。
    このスーツを纏った時の高揚感とか、気持ちとか、そういった事を感じていただけると思う。

    中村:そうですね。
    是非一度、体感してみて欲しいスーツですね。

  • 中村:藤原さん、もう夜になっちゃいましたね(笑)

    藤原:時間、やっぱりオーバーしちゃったね(笑)

    中村:でも作り手の思いを実際に聞ける機会って少ないですし、TAKEO KIKUCHIの製品にはそれが強くある事を感じられてとても嬉しかったです。

    藤原:そう思ってくれるならよかった。
    じゃあ次は時期になったらコートもやろうか!

    中村:そうですね!とても楽しみにしてます!
    「コートのすゝめ」ですね!

    藤原: いいね。じゃあ10月頃に「コートのすゝめ」楽しみにしててください!

    中村:今日はありがとうございました!

    藤原:ありがとうございました。

プレス中村

TAKEO KIKUCHI

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