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お客様をご案内しているとよくご相談いただく『似合う色』
世の中には1600万以上の色が存在し、私たち人間が認識できるものだけでも180万色を超えています。
その中から自分に合った色を探すのは一見大変そうですよね。
実のところ、簡単なコツを掴んでしまえば似合いの色を見分けるのは簡単で、
最近よく耳にする『イエベ』『ブルベ』などのパーソナルカラーの専門知識を学んでいなくてもある程度の判別が出来ます。
そこで今回は、似合う色とは何なのか、似合う色の見分け方について解説いたします!
『色』についての話はなかなか長くなるので、今回のVol.1ではパーソナルカラーについてと、パーソナルカラーの知識が無くても自分に似合う洋服の選び方をお伝えします!
もくじ
①似合う色とは?
②パーソナルカラーとは
③似合う色の見分け方
④パーソナルカラー別オススメアイテム
そもそも『似合う色』とはなんなのでしょうか?
何をもって『似合っている』というのでしょうか?
それは以下の3つのいずれかに当てはまっているものを『似合う色』と言います。
<1>自分のパーソナルカラーの色
<2>自分の性格・個性に合った色
<3>自分のキャラクターに合った色
まず、自分のパーソナルカラーの色とはなんなのか。
パーソナルカラーというのは色彩学を基に、個人個人に似合う色の傾向ごとに4つのタイプに分け、そのタイプごとに分類された色のことです。
詳しくは後ほど解説致します。
続いて自分の性格・個性に合った色ですが、これは自分の中身を表現する色で、先程のパーソナルカラーがヴィジュアル的な要因で合った色だとすると、これは自分の内面的に合った色のことです。
『○○さんの優しい雰囲気によく合っている色ですね!』とか『○○君らしいクールな色だね!』というニュアンスの会話を聞いたことがあるかと思いますが、これは色の持つ雰囲気や相手に与える印象がその人に合っているからこそ生まれる会話ですね。
これは次回のVol.2で詳しく解説致します。
最後に自分のキャラクターに合った色ですが、
そもそもキャラクターとは元々は『性格』のことを指す言葉ですが、ここでは文字通り『個人』を示す意味でのキャラクターです。
アイドルやアニメ・ゲームのキャラクターなどはそれぞれのイメージカラーや担当カラーを持っていたりしますよね。
そういった個人を示すカラーもその人に似合う色と言えます。
たとえば、有名人の写真を撮りまくる某タレント夫婦で言えば、いつも全身鮮やかな蛍光ピンクの衣装に身を包んでいますが、
正直に言えば、彼らの身に着けている色はパーソナルカラーとしてはまったく似合っていません。
しかし、彼らの服装を見て『似合わない』とか『らしくない』と言う人はあまりいないでしょう。
また、芸能人をたとえ話で挙げてはいますが、僕たち一般人も同じです。
たとえば、クールに見える黒が好きでいつも黒の洋服を着ている人もいれば、
昔に在籍していた店舗のお客様の中にはいつも緑のネクタイをしていて『職場では緑は僕の色なんだ♪』という方もいらっしゃいました。
外見的な似合う似合わないよりも『自分と言えばこの色!』というのを決めてこだわるのもファッションの楽しみだと言えますね♪
先程も触れましたが、パーソナルカラーとは色彩学に基づき、個人個人の肌の色・質、目の色や顔のパーツなどから似合う色の傾向で季節で表現される4つのタイプに分け、そのタイプごと分類された色のことです。
最近よく耳にする『イエベ』『ブルベ』というのも、このパーソナルカラーによるものです。
パーソナルカラーに該当するものを顔の周りにもってくると相手に好印象を与えてくれます。
もう少し具体的に言うと、
・血色がよく見え、健康的で若々しく見える
・毛穴・髭の剃り跡が目立ちにくくなり、清潔感がUPする
・シワ・シミが目立ちにくくなり、若々しく見える
・輪郭や顔のパーツがはっきりとし、生き生きとした印象を与える
などのメリットがあります。
しかし、自分に合わない色を顔周りに持ってきてしまうと、メリットがなくなるどころか逆効果で、悪いところばかりが目立つようになります。
ではなぜ、このような現象が起きるのでしょうか?
少し専門的な話にはなりますが、この後に解説する『似合う色の見分け方』では前提となる大事なことなので、簡単に説明させていただきます。
まずは下の画像をご覧ください。
画像の2つの全く同じ大きさの円ですが、違いがわかりますか?
左の円の方が少し赤味を帯びていて、それと比べると右の円の方が青味を帯びて見えませんか?
実は、どちらの円も全く同じ色のグレーです。
騙されたと思って、真ん中の円を隠してもう一度ご覧ください。
先程と同じ見え方になりますよね?
これは色の対比による目の錯覚で円の色味が変わって見えているだけだったのです。
パーソナルカラーもこれと同じように目の錯覚により、同じ顔でも合わせる色によって顔色が良く見えたり悪く見えたりするのです。
その目の錯覚を上手く利用するために役立つのがパーソナルカラーです。
しかし、自分の季節のパーソナルカラーのみを選んでいればよく見えるというわけではありません。
近年は無料で診断が出来るWEBサイトも多くなり、4つのグループの中から自身のパーソナルカラーを調べることが出来ますが、
実際にプロのカラーコーディネーターに診断してもらう際には、
『春夏秋冬の赤』『春夏秋冬のピンク』『春夏秋冬の白』など、色味ごとに季節の色の布をそれぞれ顔に合わせていき、
『赤ならオータム』『ピンクはサマー』『白はオータム』などと統計を取っていき、最終的に一番多かった色のグループをその人のパーソナルカラータイプとします。
なので、『自分はオータムだから、オータムのピンクを着たけど、似合わない気がする』などといった現象も起こります。
パーソナルカラーで分類された色はあくまで目安であり、その人がより良く見える色を探すためのツールです。
まずは無料の診断でいいので、自分のパーソナルカラーを知っておけば、似合う色を探すヒントになるのでオススメです♪
続いては、似合いの色の見分け方について解説致します!
続いてはお洋服の色が自分に合っているかどうかの見分け方です。
まず大前提として、パーソナルカラーが効果を最も発揮するのは顔周りです。
顔から離れたアイテムは自分の好みやコーディネートのバランスを見て何色を持ってきても問題なく、極論、パーソナルカラー的に絶望的に合わない色をシューズやボトムスなどのアイテムに取り入れても問題ありません!
つまり、パーソナルカラーは顔周りだけ気にしておけばひとまずOK!
(慣れて来たら全身のコーディネートに取り入れると、さらにGood!)
そして、顔周りのお洋服が似合っているかどうかは鏡で確認するのが一番です!
しかし、ただ鏡を見るだけではなく正しい方法で見る必要があり、間違えた見方では良し悪しの判断は出来ません。
色選びに慣れている方なら大丈夫ですが、そうでない方や自信が無い方は正しい方法で見分けましょう!
店頭でもよくお見かけしますが、お洋服をハンガーにかけたまま鏡で合わせている方が多くいらっしゃいます。
正直言ってNGです。
パーソナルカラーは顔周りで効果を発揮するものなので、ハンガーにかかっていると顔から距離が出来てしまい、似合っているかの判別しにくくなってしまいます。
なので、画像のように鏡で合わせる時はお洋服をハンガーから外し、出来るだけ顔の近くで会わせましょう。
これもよく見かけるのですが、悩めば悩むほどお洋服をじっと見つめてしまいがちですよね。
これもNGです。
あくまで鏡で確認したいのは自分に似合うかどうかです。
かと言って、顔ばかり見ていても似合っているかどうかは分かりません。
大事なのは顔周り全体を確認することです。
この時のポイントとしては一部に焦点を絞らずに少しぼんやりと眺めるくらいがベストです。
そして、先程も述べたパーソナルカラーのメリットのように顔色が良く見えたり、表情が明るくなっていれば、それは自分に似合っている色と言えます。
しかし、そう言われても判別がつかない。
そんな方も多いと思います。
次が色選びにおいて一番大切なポイントです。
1色だけ鏡の前で合わせてみても、良いのか悪いのか判断出来ないという方は少なくありません。
それもそのハズ。
プロのように相当慣れていないとどこがどのように良くなったのか、悪くなったのか、1色だけでは『変化』が見られないので当然です。
そこで大事なのは複数の色と見比べることです。
お洋服を鏡に合わせる時は、お目当ての色だけでなく、買うつもりのない色も使って見比べることが大事です。
その時に以下の方法で見比べると、表情の変化が分かりやすくなるのでオススメです。
①見比べたい洋服を何色かまとめて持つ
②鏡の前で当てて1枚ずつ片手を放して顔の明るさの変化を確認する
実はこの方法ですが、実際にプロのカラーコーディネーターがパーソナルカラー診断をする時と同じ方法なんです!
まとめて比較することで顔映えの変化が分かりやすくなるのでオススメです♪
続いてはパーソナルカラー別にタケオキクチの今季のオススメ商品を各パーソナルカラーの特徴と併せてご紹介いたします。
ただ、日本人におけるパーソナルカラーの比率は
春:夏:秋:冬=1:5:3:1と言われており、商品の色味にも偏りがあるのでご了承ください。
それでは参りましょう!
スプリング(イエベ春)に含まれる色の特徴は
・黄色系、または黄色味を帯びた色
・明るく濁りの少ない色
・鮮やかで発色の良い色
・モノトーンや青系統は少ない
などが挙げられます。
よく春の花畑のような配色と表現されます。
またこのタイプの方は
・深い色が苦手
・メンズで定番の青系統、モノトーンが似合いにくい
といった特徴があるので、思い当たる方はスプリングの可能性が高いと言えます。
そんな方にオススメの今季のトップスは以下のアイテムです。
(画像をタップ・クリックすると商品ページへ移行します。)
サマー(ブルベ夏)に含まれる色の特徴は
・青系、または青味を帯びた色
・淡いor深みのあるマットな色
・色味が抑えめな色
・白と黒を除いたグレースケール
などが挙げられます。
夏といえば真っ赤な太陽・真っ青な海を連想する人も多いですが、ここでの夏は梅雨時季を示し、梅雨の景色を水彩画で描いたような配色と表現されます。
またこのタイプの方は
・原色や真っ白・真っ黒が苦手
・黄色味を帯びた色がことごとく似合わない
といった特徴があるので、思い当たる方はサマーの可能性が高いと言えます。
そんな方にオススメの今季のトップスは以下のアイテムです。
オータム(イエベ秋)に含まれる色の特徴は
・黄色系、または黄色味を帯びた色
・暗くクリア過ぎないマットな色
・鮮やか過ぎず発色を抑えた色
・モノトーンは少ない
などが挙げられます。
イメージ通り、紅葉に染まる秋山の配色と表現されます。
またこのタイプの方は
・淡い色が苦手
・青系統は深めの色しか似合わない
・とにかく真っ白が似合わない
といった特徴があるので、思い当たる方はオータムの可能性が高いと言えます。
そんな方にオススメの今季のトップスは以下のアイテムです。
ウィンター(ブルベ春)冬に含まれる色の特徴は
・青系、または青味を帯びた色
・暗めでありながら濁りの少ない色
・鮮やかで発色の良い色・蛍光色
・白、黒、チャコールグレー・ライトグレーのモノトーン
などが挙げられます。
よく雪降る夜の都会の街のような配色と表現されます。
またこのタイプの方は
・色味の弱い色が苦手
・中途半端な色が苦手
・似合わない色を着ると顔の主張が強すぎる
といった特徴があるので、思い当たる方はウィンターの可能性が高いと言えます。
そんな方にオススメの今季のトップスは以下のアイテムです。
いかがでしたか?
今回はお洋服の選び方をパーソナルカラーを軸に解説させていただきました。
皆さんのお洋服選びの参考になれば幸いです。
次回は『お洋服の選び方《カラー編》Vol.2』をお送りする予定ですので、今しばらくお待ちくださいませ。
それではまた次回!