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【#ワンズテラス服飾研究所】 おしゃれの冬支度、まずは帽子とマフラーから。

冬支度にまず買い足したいマフラーと帽子をご紹介。素敵に取り入れるコツをスタイリストの西川木乃美さんとヘアメイクアップアーティストKOUGOさんに教えてもらいました。意外と重要なヘアメイクのコツにも注目!

24.11.14 UPDATEphotos by Norio Kidera  styling by Konomi Nishikawa hair&make-up by KOUGO(HITOME) edit&text by Hitomi Takano

左/スタイリスト・西川木乃美さん、右/ヘアメイクアップアーティスト・KOUGOさん

意外とヘアメイクが重要?! 帽子&マフラーの着こなし方

やっと冬の気配を感じられるようになったこの頃。冬支度にまず買い足したいマフラーと帽子をご紹介します。社内でも挙がった「色合わせに悩む」「髪型やメイクとのバランスが難しい」などの悩みを解決すべく、素敵に取り入れるコツをスタイリストの西川木乃美さんとヘアメイクアップアーティストKOUGOさんに教えてもらいました。モデルにはボブスタイルとロングスタイルのスタッフ2名が登場。ちょっとしたスタイリングのコツで、帽子やマフラーの着こなしがぐんとおしゃれに決まりました。

「帽子やマフラーなどのファッション小物は、防寒対策はもちろん、ベーシックカラーのコーディネートに華を添えてくれたり、明るい色や柄のコーディネートの引き締め役になったりと、プラスすることでコーディネートの表情が生まれます」(西川さん)

「帽子やマフラーとのボリュームのバランスが鍵になります。帽子をかぶる時は、顔まわりがすっきりしすぎない方がうまくバランスが取りやすいので、前髪を薄く出したり、後毛を作ったり。ちょっとしたことで印象が変わります。
あと冬物のボリュームに負けないようメイクも大事。ナチュラルなコーデにしっかりメイクは浮いてしまうので、普段のナチュラルメイクにリップで色を足してあげると、きちんと感が増しつつ程よいバランスになります」(KOUGOさん)

<2WAYストール>

マフラーのようにぐるりと巻いたり、羽織ったりもできる2WAY仕様。

Styling point

「ボタン付きなので、室内では広げてポンチョのように羽織ると、防寒にもなるしシンプルなワンピースに合わせると主役にも。チェック柄は、使われている色どれかを洋服の色と合わせると馴染みやすくなります」(西川さん)

Styling point

「屋外では、マフラーのようにぐるりとラフに巻いて。暖色系のカラー中心のチェック柄はブラウン系のコートとも相性抜群です。イヤーマフならヘアスタイルが崩れる心配もありません」(西川さん)

Hair make-up point

「ボブスタイルはそのままでもストールや帽子との相性もいいのですが、ハーフアップにするとボリューム感と華やかさがプラスされます。前髪を薄く下ろすとより好バランス。チークやリップも、マフラーに合わせてオレンジ系に」(KOUGOさん)

<リバーシブルハット>

ブラックとライトグレーのリバーシブルになったフェルト素材のハット。

Styling point

「冬はどうしても落ち着いた色の洋服が増えて、全体をモノトーンで揃えがちな人も多いはず。ベーシックカラーの小物だからこそ、パッと目を引く明るい色コートに合わせてみてほしいです。華やかになるとともに、リバーシブルハットの色によっても全体の印象も変わります。ブラックは全体が引き締まるし、ライトグレーは優しい印象に」(西川さん)

Hair make-up point

「すっぽりと覆うハットは、ダウンスタイルの場合もまとめる場合も、顔まわりの後れ毛でバランスを取るのがポイントです。後れ毛はそのままだとただ乱れているだけの見えてしまうので、きちんとスタイリング剤をつけるのを忘れずに。コートに合わせてリップも赤みのある色を選ぶとぐっと秋冬っぽくなります」(KOUGOさん)

<フェルト地キャップ>

冬でもキャップが人気。フェルト地はスポーティー感が和らぐので合わせやすさもアップ。

Styling point

「スウェット×キャップのスポーティーな組み合わせですが、フェルト地のキャップならカジュアルになりすぎなくて、大人でも挑戦しやすいですね。インナーにレースのブラウスを重ねて襟元からちらりと覗かせてかわいさをプラスしたのがポイントです」(西川さん)

Hair make-up point

「ボブスタイルにキャップは相性抜群。前髪を薄く下ろして、サイドの髪は耳にかけずボリュームを残すとバランスよく仕上がります。スウェットやキャップなどスポーティーなアイテムに合わせて毛先を外ハネにすると、軽やかさも出てよりかわいいです。こういうスタイルこそ、リップだけでも色を足すとカジュアルになりすぎないのでおすすめです」(KOUGOさん)

<ボリュームマフラー>

肉厚で大きめ、ボリュームたっぷりのマフラー。あえて明るい色味で軽やかに。

Styling point

「よく街で着ている方を見かける淡いベージュやオフホワイトのコート。濃い色や柄物のマフラーを合わせる方も多いですが、あえて同じトーンの明るい色を選ぶと、全体の雰囲気も柔らかく優しくなるのでおすすめです。薄手ではなく、ボリューム感のある素材を選ぶことで寒色でも温かみのある印象に。無地だからこそ巻き方でいろいろと楽しんでみてください」(西川さん)

Hair make-up point

「ボリュームのあるマフラーには、コンパクトなまとめ髪に。きっちりとキレイにまとめてしまうと柔らかな色や素材とミスマッチなので、手ぐしでラフにまとめるのがコツです。トップは分け目ができないようにオールバックに。おでこには薄く産毛のような前髪を下ろして、もみあげ部分も薄く後れ毛を。これがあるのとないのとでは印象が変わるのでぜひ試してみてください」(KOUGOさん)

<ニット帽&ミニマフラー>

ファー付きニット帽とミニマフラーはワンズでも人気。

Styling point

「ボリュームが程よいミニマフラーは、室内で着用しても邪魔にならず、首元のポイントにもなります。またマフラーを外した時に、カバンにコンパクトにしまえるものポイントですね!帽子とマフラーの色味を合わせると統一感が出ます。濃い色のニットにはオフホワイトで印象を柔らかに、反対に淡い色のニットはブラック〜ダークグレーで引き締めます」(西川さん)

Hair make-up point

「ボリュームのあるニット帽にマフラーも合わせているので、ヘアスタイルはスッキリと。ボブスタイルは耳にかけたり、ロングヘアはまとめたり。どちらも薄く下ろした前髪や後れ毛で顔まわりにニュアンスを足しています」(KOUGOさん)

帽子とマフラーは、ほかにもいろいろなタイプがラインナップ。同じ色のトーンを揃えておけば、別々でももちろん、帽子とマフラーの組み合わせも間違いありません。寒い冬を乗り切るための冬支度。まずは帽子とマフラーをチェックしてみてください。

西川木乃美さん
にしかわ・このみ/スタイリスト。
1995年生まれ。美術大学卒業後、2019年よりスタイリスト・轟木節子氏に師事。2024年に独立。好きなものは、靴下と古着と編み物。Instagram:@nishikawa_202

KOUGO(HITOME)さん
こうご/ヘアメイクアップアーティスト。
2019年より草場妙子氏に師事。2023年に独立。2024年10月よりHITOMEへ所属。
現在は俳優や広告、アパレルブランドの撮影をメインに活動中。Instagram:@kogoshiyu_

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