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【連載】料理研究家・夏井景子さんの"特別じゃない日"のキッチンから vol.8|「いちじく」レシピ

料理研究家・夏井景子さんによる連載企画。今回のテーマは秋のくだもの「いちじく」です。そのまま食べることが多いいちじくが、温サラダとデザートに変身します。

24.09.18 UPDATEphotos by Norio Kidera text by Hitomi Takano

今が旬「秋果のいちじく」を使って2品

普段使いしやすく何度でも作りたくなるレシピが支持を集めている夏井さん。この連載では、手軽に手に入る素材や日頃余らせてしまいがちな食材を使った家庭料理を教えていただきます。“特別じゃない日”にもさっと作れる、だけどちょっと新鮮。そんなレシピを夏井さんのキッチンからお届けします。日々の食卓がもっと楽しくなりますように。

第8回目のテーマは、「いちじく」です。
スタッフの「秋は手土産などでくだものをいただくことが多いけれど、食べきれないことも多くて…」というお悩みに応えて、夏井さんにいちじくの温サラダとデザートを教えていただきました。いちじくには6月に収穫できる「夏果」と、お盆の後から〜10月ごろが旬の「秋果」があります。一般的に甘みが強いといわれる秋果。そのまま食べておいしいのはもちろん、調理することで新たなおいしさに出会えました。

【いちじくとベーコン、ほうれん草の温サラダ】

カリッと焼いたベーコンと茹でたほうれん草をシンプルな味付けで和えた温サラダ。いちじくの甘みとベーコンの塩けの掛け合わせが絶妙で、箸が止まらないひと皿です。

<材料(2人分)>

・いちじく     1個
・ほうれん草    1/2袋
・ベーコン     3枚

・お酢       小さじ1
・醤油       小さじ1
・オリーブオイル  小さじ1
・塩        ふたつまみ
・ブラックペッパー 適量

<作り方>

1、
いちじくのへたを落として、縦に1/4に切ったらスライスする。

2、
ほうれん草を茹でて水にさらしたら、根元を落として食べやすい大きさに切る。

3、
1cm幅に切ったベーコンをフライパンで炒める。

4、
ボウルに、お酢、オリーブオイル、醤油、塩、ブラックペッパーを入れて混ぜ合わせる。

5、
4にいちじくを加えて馴染ませる。

6、
5にほうれん草と3のベーコンを加えて和える。

7、
器に盛り付けたら、できあがり。

【いちじくとカッテージチーズ】

そのまま食べるのに飽きたいちじくは、ほんのひと手間でデザートに。濃厚ないちじくの甘みとあっさりとしたカッテージチーズがよく合います。はちみちをたっぷりかけると、ヘルシーなデザートに。ブラックペッパーを効かせるとワインのおともにも。

<材料(2人分)>

・いちじく     1個
・カッテージチーズ 100g
・はちみつ     適量
・ブラックペッパー 適量

<作り方>

1、
いちじくのへたを落として、櫛切りにする。

2、
器を用意し、いちじくとカッテージチーズを交互に重ねながら盛り付ける。

3、
はちみつとブラックペッパーをかけたら、できあがり。


まさに今が旬のいちじく。スーパーでおいしそうないちじくに出会ったら、ぜひ試してみてください。

夏井景子さん

なつい・けいこ/料理研究家。板前の父、料理好きな母の影響で、幼い頃からお菓子作りに興味を持つ。製菓専門学校を卒業後、ベーカリー、カフェ勤務を経て、 2014年から東京・二子玉川の自宅で、季節の野菜を使った少人数制の家庭料理の料理教室を主宰。料理にまつわるコラム執筆、雑誌へのレシピ提供などを行う。 著書に『メモみたいなレシピで作る家庭料理のレシピ帖』(主婦と生活社)。 その他共著『あえ麺100』『ホーローバットで作るバターを使わないお菓子』(共に主婦と生活社)がある。http://natsuikeiko.com/

24.09.18 UPDATE

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